フロアコーティングの種類は、ガラスコーティング、UVコーティング、シリコンコーティングの3種類となります、水溶性ウレタンコーティング、水性アクリルコーティングの2種類は効果としてはワックスの分類となります。保護膜の材質、耐久性や耐久年数、鉛筆硬度、硬化方法と完全硬化までの時間、効果や機能性、仕上がりに違いがありますので表にまとめさせて頂きました。ワンちゃんがいるご家庭の場合、滑り止め、耐薬品性の必要性や、長くお住まいになる事で耐久性の必要性、小さなお子様がいらっしゃるご家庭における防汚性など必要性の重要視される項目があると思います。それぞれの種類における特徴を表にまとめさせて頂きました。
フロアコーティングの種類・特徴・機能・効果・必要性・メリット・デメリットをまとめて徹底解説
フロアコーティングの種類
フロアコーティングの種類別 材質特性の違いを比較
種類=フロアコーティングの種類によって耐久性・機能性・被膜の特性も異なります。
種類ごとの材質・耐久年数・鉛筆高度・硬化方法と時間を比較
種類 | 材質 | 耐久年数 | 鉛筆硬度 | 硬化方法と時間 |
ガラスコーティング | ガラス素材 常温硬化液体ガラス剤 | 20~30年 耐久性◎ | 9H | 常温硬化 歩行可能まで4時間 完全乾燥まで1日~2日 湿度や温度による誤差がある |
UVコーティング | 紫外線硬化 UV樹脂塗料 | 20~30年 耐久性◎ | 6H | 紫外線照射器で瞬時に硬化 |
シリコンコーティング | シリコン樹脂 | 10~20年 耐久性○ | 4H~5H | 常温硬化 歩行可能まで4時間 完全乾燥まで1日~2日 |
ウレタンコーティング | ウレタン樹脂 | 5~10年 耐久性△ | 2H~3H | 常温硬化 歩行可能まで4時間 完全乾燥まで1日~2日 |
水性アクリルコーティング ワックス | アクリル樹脂 | 3か月~ 6か月 耐久性× | 2B | 常温硬化 歩行可能まで4時間 完全乾燥まで1日 |
水性アクリルとワックスは成分が同じです。ワックスは美観が目的の商品でフローリングを保護する機能性はありません。ウレタンコーティング(水溶性)も耐薬品性がなく、効果としてはワックスの分類となります。
※鉛筆硬度 JIS K5600-5-4 引っかき硬度(鉛筆法)準拠 条件:三菱鉛筆ユニ、角度45°、荷重750g
種類ごとの材質・耐久年数を比較
種類 | 材質 | 耐久年数 |
ガラスコーティング | ガラス素材 常温硬化液体ガラス剤 | 20~30年 耐久性◎ |
UVコーティング | 紫外線硬化 UV樹脂塗料 | 20~30年 耐久性◎ |
シリコンコーティング | シリコン樹脂 | 10~20年 耐久性○ |
ウレタンコーティング | ウレタン樹脂 | 5~10年 耐久性△ |
水性アクリルコーティング ワックス | アクリル樹脂 | 3か月~ 6か月 耐久性× |
種類ごとの鉛筆高度・硬化方法と時間を比較
種類 | 鉛筆硬度 | 硬化方法と時間 |
ガラスコーティング | 9H | 常温硬化 歩行可能まで4時間 完全乾燥まで1日~2日 湿度や温度による誤差がある |
UVコーティング | 6H | 紫外線照射器で瞬時に硬化 |
シリコンコーティング | 4H~5H | 常温硬化 歩行可能まで4時間 完全乾燥まで1日~2日 |
ウレタンコーティング | 2H~3H | 常温硬化 歩行可能まで4時間 完全乾燥まで1日~2日 |
水性アクリルコーティング ワックス | 2B | 常温硬化 歩行可能まで4時間 完全乾燥まで1日 |
水性アクリルとワックスは成分が同じです。ワックスは美観が目的の商品でフローリングを保護する機能性はありません。ウレタンコーティング(水溶性)も耐薬品性がなく、効果としてはワックスの分類となります。
※鉛筆硬度 JIS K5600-5-4 引っかき硬度(鉛筆法)準拠 条件:三菱鉛筆ユニ、角度45°、荷重750g
フロアコーティングの種類別 特徴を比較 まとめ
ガラスコーティング
プレミアムコートは無機ガラス素材のハードコーティングでガラス塗膜(鉛筆硬度9Hの耐傷性)を形成する従来のガラスコーティングよりもすぐれた最先端のフロアコーティング技術です。フローリングの風合いを生かした自然な仕上がりが特徴の一つで、確かな耐水性、防汚効果、劣化から守り、紫外線カット効果により、フローリングを守ります。
UVコーティング
UVコートは高級感ある高光沢な仕上り厚膜形成による確かなフローリングへの保護性能で、高いグリップ力による安全性、耐薬品性に特化した被膜形成(塩素系薬品にも対応)が特長のフロアコーティングです。高光沢な美しい質感へ劇的に変化させ、お部屋に明るさ、高級感をもたらします。
シリコンコーティング
シリコンコートは安全性が高いシリコン樹脂の被膜を形成し抜群の滑り止め効果が特徴のフロアコーティングです。フローリングの通気性を妨げることがなく、撥水性被膜により、耐水性を形成し、水拭きはもちろんのこと、耐薬品性もありアルコールなどを用いたお掃除も可能にし、防汚性が高く床・フローリング面を衛生的に保つことを可能にします。
水性アクリルコーティング(ワックス)
水性アクリルコーティングと称しているものはワックスです。ワックスの被膜は床面にアクリル樹脂を原料とした、水溶性の液剤(乳白色)です。水を含んだ液剤ですので、硬化方法は被膜から水分が抜けて被膜形成をします。この被膜は水に溶解する面があり、水が付着すると白く濁ったり、被膜の中に汚れが浸透し、黒ずんできたりします。また耐薬品性はありませんので、アルコールなどの使用も厳禁です。クイックルワイパーのウェット面を床面にそのまま置いておくと、白く白濁してしまします。1年から2年ごとに被膜を除去して、再度、塗布する必要があります。そもそもワックスの目的は、フローリングに直接付着する汚れを、被膜が受け止めるだけの効果となり、ワックスを掛けてから時間が経過していく中で、汚れが蓄積されているだけとなります。美装効果も最初にワックスを掛けた時だけとなり、床面の衛生面を保つという点では、まったく効果はありません。ワックスを除去する際の洗浄作業による、フローリングへの負荷も懸念材料として挙げられます。現在、ワックスによるメンテナンスは、塗り直しの労力や、剥離作業における負荷や、床面の衛生面を保ちにくい観点から、室内ではあまり多く選ばれていない方法となっています。こちらでワックスの問題点とデメリットを解説しております。
水性ウレタンコーティング(ワックス)
ウレタンコート(乳白色)もワックス同様、被膜が汚れを抱え込む被膜です。原料がアクリルからウレタンへ変わっただけで、効果はワックスとほぼ同じです。水溶性ウレタンコートをコーティングの分類としておりますが、汚れを抱え込む点で、ワックスに近い液剤と言えます。被膜が汚れを抱え込む商品は、塗装商品ではなく、清掃用品の分類かと思います。ウレタンコートを専門としている施工会社も近年あまり見かけなくなりました。ウレタンコートは施工後に補修液が付いてきますが、被膜が汚れを抱え込んだ箇所を中性洗剤で洗浄して、被膜が無くなったところをこの補修液で補修するという商品です。ワックスより被膜が多少強い面がありますが、剥離洗浄の際に強いお掃除が必要となり、ワックスを除去するよりフローリングに負荷が掛かる点が懸念材料として挙げられます。ワックス同様、床面に汚れが蓄積していくタイプの商品となり、床面の衛生面を保つのは難しい商品です。
フロアコーティングの種類別 機能性と効果の比較
床・フローリングへの効果
フロアコーティングは、床・フローリングの表面に保護膜を形成することで、フローリングを保護する効果や、耐水性、防汚性、耐薬品性など様々な機能性が備わります。一度の施工で長期間効果が得られるため、定期的に塗り直しが必要な、従来のワックスなどによるメンテナンスを省き、フローリングに起こり得る様々な劣化から守り、防汚効果により普段のお掃除を驚くほど簡単に、そして被膜の抗菌効果と合わせ、アルコールを用いたお掃除も可能にしてくれます。ペットを飼われているご家庭で、ワンちゃんの粗相の時でも安心です。
機能性の比較 耐傷性 耐水性 防汚性 耐薬品性
フロアコーティングをすることで耐傷性、耐水性、防汚性、耐薬品性などの機能性でフローリングを保護する効果が備わります。
種類 | 耐傷性 | 耐水性 | 防汚性 | 耐薬品性 |
ガラスコーティング | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
UVコーティング | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
シリコンコーティング | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
ウレタンコーティング | △ | △ | △ | × |
水性アクリルコーティング ワックス | × | × | × | × |
耐薬品性が向上することで次亜塩素酸などお掃除に使えるようになります。フロアコーティングのお掃除・メンテナンス方法 種類別に使えるお掃除道具をまとめおります。
効果の比較 UVカット効果、滑り止め効果など
フロアコーティングをすることで防カビ抗菌、防滑効果が備わります。
種類 | 防カビ抗菌 | 滑り止め効果 |
ガラスコーティング | ◎ | ○ |
UVコーティング | ○ | ◎ |
シリコンコーティング | ○ | ◎ |
ウレタンコーティング | × | △ |
水性アクリルコーティング ワックス | × | × |
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